株式投資に関連する用語は多岐にわたります。以下に、基本的な株の用語とその意味をまとめました。
基本用語
- 株式(かぶしき):
- 企業が資金調達のために発行する証券。株主は企業の一部を所有することになります。
- 株価(かぶか):
- 一株あたりの価格。市場で取引される株の価格です。
- 証券取引所(しょうけんとりひきじょ):
- 株式などの証券が取引される市場。東京証券取引所(TSE)やニューヨーク証券取引所(NYSE)などがあります。
- 上場(じょうじょう):
- 企業が自社の株式を証券取引所に登録し、公開取引を始めること。
- 株主(かぶぬし):
- 株式を保有している人や法人。企業の所有者の一部と見なされます。
財務指標
- PER(株価収益率、Price Earnings Ratio):
- 株価を一株あたりの利益で割ったもの。PER = 株価 / 一株あたりの利益(EPS)。企業の収益力に対して株価が高いか低いかを示します。
- PBR(株価純資産倍率、Price Book-value Ratio):
- 株価を一株あたりの純資産で割ったもの。PBR = 株価 / 一株あたりの純資産(BPS)。企業の資産に対する株価の評価を示します。
- ROE(自己資本利益率、Return on Equity):
- 純利益を自己資本で割ったもの。ROE = 純利益 / 自己資本。株主の資本に対する利益の効率を示します。
- EPS(1株あたりの利益、Earnings Per Share):
- 純利益を発行済み株式数で割ったもの。企業の収益力を示します。
取引関連
- 買い注文(かいちゅうもん):
- 株式を購入するための注文。市場価格で買う「成行注文」と、指定した価格で買う「指値注文」があります。
- 売り注文(うりちゅうもん):
- 保有する株式を売却するための注文。こちらも「成行注文」と「指値注文」があります。
- 成行注文(なりゆきちゅうもん):
- 現在の市場価格で即座に取引を成立させる注文。価格は保証されませんが、取引が早く成立します。
- 指値注文(さしねちゅうもん):
- 指定した価格で取引を行う注文。指定価格に達しないと取引が成立しません。
その他の用語
- 配当(はいとう):
- 企業が株主に対して利益の一部を分配すること。通常、年に1回または2回支払われます。
- 分割(ぶんかつ):
- 企業が発行済みの株式を一定の割合で分割すること。株価が下がることで、取引しやすくなります。
- 逆分割(ぎゃくぶんかつ):
- 企業が発行済みの株式を一定の割合で統合すること。株価が上がることで、流動性が減少します。
- 時価総額(じかそうがく):
- 企業の全株式の合計価値。時価総額 = 株価 × 発行済み株式数。
- 株主優待(かぶぬしゆうたい):
- 株主に対して企業が提供する特典やサービス。例えば、割引券や自社製品のプレゼントなどです。
- 空売り(からうり):
- 株を保有せずに売り注文を出し、将来的に株価が下がった際に買い戻して利益を得る取引。リスクが高い取引です。
- 長期投資(ちょうきとうし):
- 長期間にわたり株を保有し、企業の成長や配当を期待して投資すること。
これらの用語を理解し、実際の投資や取引に役立てることができます。株式投資を始める際には、さらに深い知識を持つことが重要です。
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